FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

「あめのひ」

180屋久島トロッコ道j
 「あめのひ」  
(ユリ―・シュルヴィッツ作・画 矢川澄子訳 福音館)
 セミが鳴くのを聞きました。
 梅雨明けも、近いはず?の今日この頃です。
 そんなとき、5月に福音館書店創立60周年記念で復刊した「あめのひ」はどうでしょう?
雨の絵本は、雨の一部始終を描いたものや、最後にやみましたという流れのものが多いのですが、この絵本は、時折、雨がやむのを待っている子どもたちが、描かれています。ところが、最初から最後まで、窓の外は、結構な量の雨。最後まで、雨はやみません。

≪・・・・あめは やねを すべって、といの とんねる くぐり ざあざあ あふれだして どんどん どぶをはしる ≫といったページの後≪あしたは ふねで あそぼう≫と、心は、明日できているはずの水たまりのこと。

≪あめだ あしたは くさきも のびのび ことりは みちばたで みずあび≫といったページの後≪みんな はだしで とびだし どろんこで おどろう みずたまりは そらのかけら ぴょんと とびこそう≫ と、心は、明日できているはずのどろんこのこと。

 大人は、ついつい、長く続く雨にばかり気持ちがいくのですが、雨が降っていて制約の多い時間を、楽しみに替える子どもたち。雨の降った後を想像できる子どもたち。ここには、「あした」を信じる前向きな気持ちが描かれています。(「シュルヴィッツ」に続く)

☆写真は、屋久島のトロッコ道(撮影:&Co.A)

PageTop