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真如堂

涅槃3
(承前)
 秋の紅葉で有名な 京都 真如堂ですが、今は人も少なく、涅槃図の特別公開(~2019年3月31日)も、ゆっくり鑑賞できました。。 今まで見た涅槃図は、それぞれに大きいもので、新館に飾られていた本法寺➡➡、上部や下部を曲げて公開されていた、泉涌寺➡➡轉法輪寺➡➡でしたが、真如堂は、本堂に合わせて作られたというぴったりサイズの涅槃図でした。この涅槃図は、三井家の女性の依頼で、贅沢に、金やラピスラズリー、瑪瑙などを使ったらしく(1706年)、今までに見た涅槃図の中で、一番きれいな状態でした。

 この涅槃図は、動物、鳥、昆虫などが多く描かれている(127種類)ことも、特徴で、見ているのが楽しい涅槃図でした。近年、動物たちの名前も、調査できたようです。
 それにまた、動物たちは、口に花をくわえ、捧げようとしているものもいます。百合や、梅や、いろいろな花ですが、こちらは、まだ花の名が解明されていないようです。が、鯨がくわえているのは、真っ赤な珊瑚でした。
 そこから由来するのかどうか、花をお供えする「花供御(はなくご)」は、少々名前を変え、「花供曽」という名称で、この特別拝観記念として配布していました。お正月、ご本尊に備えた鏡餅のお下がりを細かく刻んで軽く焼いて、黒砂糖をからめたお菓子で、これを食すと、無病息災で過ごせるといわれ、昔から真如堂の涅槃会で授与されてきたようです。

 それから、この前から気にしていた男前の「韋駄天」さん➡➡は、この涅槃図では、さほど目立った男前ではなかったのですが、例の「猫」は、たくさんの動物に囲まれ、身を隠すかのように描かれていました。

 本堂は、室内写真撮影が禁止で、しかも、案内紙にも、この涅槃図の写真がないのですが、 涅槃の庭は、縁側のガラス戸を開けると、借景に大文字(写真左手)、真ん中に石で表現したお釈迦さまが、弟子に囲まれ、横になっている様子が表現されていました。
涅槃庭1

 真如堂は、女人の深い帰依を受けてきた歴史を持つお寺のようで、襖絵も、明治や昭和のものですが、優しい図絵でした。また、本堂裏には、釈迦三尊像がひっそりと描かれていました。他にも公開されていない絵や本尊阿弥陀如来もあって、また、行かねばならないお寺が増えてしまいました。

 さて、秋の紅葉だけでなく、今この時期のもみじの新芽も可愛いものでした。さくら6 

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