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みんなみすべくきたすべく

長い尻尾

オーランド―2
(承前) 
 上の写真は、原書と翻訳のオーランド―です。が、ちょっと変なところが見つかりましたか?そう原書の表紙の、オーランドーには尻尾がない!もちろん裏表紙には、3匹の子猫が、尻尾にじゃれついているのですが・・・
 時々、原書と翻訳のものには、こういった差がありますが、今回は、翻訳されたものが、原書の復刻版より、作者の意図を組んだ表紙絵となっています。

 この「ねこのオーランドー たのしい日々」(キャスリーン・ヘイル作 こみやゆう訳 好学社)では、子ネコたちが、そろそろ学校に行く頃になったので、お金がかかる。だから、稼がなくちゃ。だから、生活に役立つものを発明して、買い取ってもらおう!
 最初は、「どこでも横断歩道」。・・・・車の部品を改造して作った機械。これに乗って、ぴょーんと、飛び上がれば車を気にすることなくいつでも横断歩道を渡ることができるという代物。
奥さんのグレイスは、使わなくなった毛布を爪でとかし、仕立て直して、新品のようなふかふか毛布に。
次は、「雨知らずローション」。・・・・これを身体にぬれば、水をはじいてくれるので、雨に濡れる心配がありません。
奥さんのグレイスはふわふわの手袋とマフラー。

・・・・で、高い値段!!で売れたものの、子ネコたちは、学校へ行こうとしません。
それぞれの さぼり方が、なかなかの知恵。三毛猫のパンジーは顔を半分ずつ出して、追い払われ、白猫のブランシュは気を失ったふり。黒猫のティンクルは、しっぽの先をインクに浸して、教室中にまき散らしたりなどなど・・・で、「お前らは、もう学校にいかんでいい!」
 それで、3匹が習ったのが、ダンス。芝居、芸術!

 てんやわんやになってしまうものの、ここからが、オーランド―一家の結束力。子どもたちは、オーランドーとグレイスに見てもらう発表会を企画し、オーランドーとグレイスも、屋根の上でデュエットを歌い、---お月さまもさえも、その歌を聞きにのぼってきたくらいーーーあついタラいりのミルクをのんで、ぐっすりとねむりました。(このご夫婦、本当に仲が良いのです…最後のページの絡み合った長い尻尾をみて!)

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