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みんなみすべくきたすべく

涅槃図絵

涅槃図jj
(承前)
轉法輪寺の特別公開は、写真撮影がOKという、珍しいものでした。
涅槃図は、7メートル以上もある大きなもので、観覧者も居る中、上から下まで写すことは少々難しいものの、近くで細かいところまで鑑賞・撮影できました。

 以前、本法寺の特別公開の時に見た大涅槃図➡➡よりは、小さいのですが(縦5メートル30センチ 横4メートル90センチ)、それでも、本堂の天井近くから床まででは足りず、最下部は、床に載せられたような状態。また、修復されたようで、状態もよく、金色に輝いていました。

 ここの涅槃図は、描かれている人の名前がわかるようになっているのが、より、涅槃図の物語をリアリティのあるものにしています。

 例えば、上記写真は、その涅槃図の上半分ですが、下の方は、動物や鳥など、いろんなものや人が描かれています。そこに描かれた、怖い顔をした猫。みんなのようにお釈迦様を見ていないのが、わかりますか?
涅槃図2j
これは、涅槃図右上方の雲に乗ってきた、お釈迦さまのお母さんの摩耶夫人が(釈迦を生んで7日目にこの世を去った)、釈迦の死が近いことを知り、薬を持ってきたものの、急いで、釈迦のもとに投げたら、薬は沙羅の木の上にひっかかってしまいます。(右から7本目の木:沙羅の木は全部で8本。釈迦が死ぬと4本は枯れます。四枯四栄)そこで、木登りを許されていたのが、唯一ネズミだったものの、そうはさせじと、睨んでいるのが猫。ちなみに猫の前に描かれ、鹿の前 牛の後ろに居る 甲羅のついている奇妙な動物は、犀(さい)なのだそうです。犀をみたこともなかったものの、角があり、身体が甲羅のように固いという話から、想像して描かれたもののようです。(続く)


涅槃猫j

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