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みんなみすべくきたすべく

ゴールデンボーイ

レマン湖j
(承前)
 続いて、恐怖の春夏篇「ゴールデン ボーイ」(スティーヴン・キング 浅倉久志訳 新潮文庫)➡➡の夏篇は「ゴールデンボーイ」。副題は「転落の夏」

 これは、中編というより、長編です。
 多分、二度とスティーヴン・キングの作品、特にホラーものは読むつもりはありませんが、この4つの作品(恐怖の春夏秋冬)の読ませる力には、納得。
 スティーヴン・キングの作品の多くが映画化されたということから考えると、センセーショナルな内容というだけではなく、万人に絵がイメージしやすい作品であるのだと思います。少なくとも、恐怖の春夏秋冬のうち3つは、映画化されています。

 この「ゴールデンボーイ」にしても、「オエッ!」となる場面が少なからずあるものの、人間の深いところを読み取っていくには、この手法もあるのだと思います。あくまでも、この手法は、好みじゃないとはいえ、核心に迫っていくスリルは、読む者をぐいぐい引っ張っていきます。久しぶりに、結末を先に読んでしまったのも、「これって、どうなるん?」と、落ち着かなかったからです。そして、その終わり方は、単純なようで、なかなかに複雑で、やっぱり、中盤からしっかり読んでいきました。

 話は、少年、ナチスにつながる老人、何人かの大人たち・・・が、出てくるアメリカの話です。キーワードは、学業成績、銃、地下室…。

 で、この後、スティーヴン・キングが影響を受け大ファンだという「蠅の王」(ウィリアム・ゴールディング 黒原敏行訳 ハヤカワepi文庫)を読みました。この本に至るには、別の角度からの、偶然のつながりもありました。(続く)

☆写真は スイス レマン湖の朝焼け

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