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みんなみすべくきたすべく

その続き

カリジェj
(承前)
 よほど、嬉しそうな顔をしていたのでしょう。絵本提出、絵本を読む その授業後、学生の一人が、「先生が、どんなに授業を楽しんでいるか、家族の人に見てもらおう」と、言いました。
 実は、一人一人の読むシーンを、教員の備忘として、写真に撮っていたので、教卓には、カメラが置いてありました。そのカメラで、複数の学生も写る自撮り風の写真を撮ってくれました。

 さて、その日、帰宅すると、喪中だった人からのお便りが届いていました。
「・・・・学生たちに絵本をよんでおられるとのこと、・・・・・(中略)・・・・・一生の仕事、若い頃からの 熱意そのままを続けておられるのですね・・・・・(中略)・・・・・・・・お正月、「せいめいのれきし」➡➡ を「改訂版」➡➡とともに、テーブルに置いていたら、(36歳の息子が)「なつかしい!おもしろかったなぁ。これはすごくたのしんだ」と言っていました。そこには、≪震災後、カ・リ・リ・ロさんたちより贈られる≫とメモあり・・・・」

 そうなのです。阪神淡路大震災の直後、彼女の家は全焼、絵本もみんな焼けてなくなりました。その時、小さな支えになればと、仲間を募って、絵本を送ったらしい・・・

 図らずも、今日は、1月17日。1995年1月17日5時46分52秒のことでしたね。年年歳歳、いろんなことを、どんどん忘れていくものの、小さな種は、ちゃんと、どこかで、芽吹いているものだと、改めて感謝することでした。

*「せいめいのれきし」(バージニア・リー・バートン作 石井桃子訳 岩波)
*「せいめいのれきし 改訂版」(バージニア・リー・バートン作 いしいももこ訳 まなべまこと監修 岩波)
☆写真は、スイス シュタイン アム ライン アドラーホテルのカリジェ壁絵➡➡

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