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100まんびきのねこ

ねこ7j
「100まんびきのねこ」(ワンダ・ガアグ 石井桃子訳 福音館)のことを以前に書きました。➡➡   ⇒⇒横長の絵本の時にも書きました。➡➡

 猫の絵本だからといっても、こんなに何度も書いたのだから、もう書くこともないかなと思いつつ・・・・・・それに、石井桃子のリズミカルな訳で楽しめることを再度書くというのでもありませんが、石井桃子訳の丁寧な日本語について。

 おじいさんが100まんびき、一おく 一ちょうひきのねこを連れて帰ったものの、結局、骨と皮ばかりにやせこけた1匹の猫が残ります。
≪「まあまあ、かわいそうに」と、とてもとしとったおじいさんがいいました。「おまえは、どうして ひゃっぴきのねこ、せんびきのねこ、ひゃくまんびき、一おく、一ちょうひきの ねこといっしょに、たべられてしまわなかったのだね?」「はい、でも、わたしは ただの みっともない ねこでございます。」と、こねこはいいました。≫
 この「ねこでございます。」という丁寧な言葉遣い。「ねこです」とも「ねこなんだもーん」とも言えるところです。
 この子猫が、媚びるわけではなく、礼を尽くして、おじいさんとおばあさんの前に居ることは、この一言で伝わります。

 子どもに媚びた表現を使うことは、日本語を習得しようとしている幼い子どもたちに失礼なことだというメッセージを受け取ることができます。

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