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ちいさなねこ

ねこ8j
 昨年、孫と「いたずらこねこ」(バーナディン・クック文 レミイ・シャーリップ絵 まさきるりこ訳 福音館)のことを書きました。➡➡
 あの頃も、そのあと、うちで長期間暮らしていた頃も、このこねこの話がとても気に入った様子だったので、他のこねこの絵本を持ち出してみました。
 それが、「ちいさなねこ」(石井桃子文 横内襄絵 福音館)でした。
 孫は、表紙を見るなり、「おおっきい にゃんにゃん」と指さしました。実は、表紙の絵は、話の主人公の小さな猫です。お母さんねこが見ていない間に一人で出かけていった子猫なのです。
 たしかに、おっしゃる通り・・・表紙には対象物が描かれていないので、画面いっぱいの大きい猫です。
 逃げ出して、こどもにつまりそうになり、自動車にひかれそうになり、大きな犬に通せんぼされる絵で初めて、この子猫の小ささがわかります。

 お話は、木に登り、降りられなくなった子猫をお母さんが助けに来て、おっぱいを飲んで「ああ、よかった」です。お話としては、子どもたちがよくわかる話なのですが、お話を聞いている小さな子どもには、写実的にきちんと描かれた絵が、よくわかる絵とは限らないということがわかります。
 較べてみると、「いたずらこねこ」は一本の線で距離を表し、一色だけ使われたところが小さな池で、かなりデフォルメされていましたが、それがかえって、お話を耳にするこどもたちには、よくわかる絵となって、楽しめるのだと思います。

☆写真の絵本「ちいさなねこ」の前にいるのは、「グリーンノウの子どもたち」(L・M・ボストン 亀井俊介:訳 評論社)に出てくるトービーの彫り物のネズミ。グリーン・ノウのお屋敷で買いました。横からのぞいているのは、スコットランドで買ってきた犬の指人形。

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