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ねこのオーランド―

オーランド―1
「ねこのオーランド―」(キャサリン・ヘイル作画 脇明子訳 福音館)は、
昨日の「ぼくはなにいろのネコ?」(ロジャー・デュボアザン 山本まつよ訳 子ども文庫の会)➡➡と違って、初めから、色の指定から物語が始まります。

≪オーランド―は、とってもきれいな マーマレード色のねこで、そのしまもようときたら それこそ マーマレードにはいっている オレンジの皮に そっくりでした。目は みどり色で、まるでぐズベリーの実を ふたつならべたみたいです。オーランド―とおくさんのグレイスとのあいだには、ちいさなねこが三びきいました。三毛のこねこが、パンジー、雪のようにまっしろなのが、ブランシュ、石炭みたいに黒いのが、ティンクルという名前です。…≫

 ほら、わかりやすいでしょう?昔、この絵本を初めて、手にしたとき、この一番初めの「とってもきれいなマーマレード色」、そしてマーマレードの皮という表現に、惹きつけられました。物語自体は、オーランド―の家族の日常を描いていて、すっきり整ったものではないものの、ともかく、このマーマレード色をした猫を好きになりました。

 「ねこのオーランド―」は、「おおきいえほん」の項で紹介したように、かなりの大型絵本です。➡➡ したがって、よっこらしょと持たないといけないとても小さい子は苦手な大きさだといえましょう。また、中には、オーランド―たちがテントを張った近辺の地図が描かれていたり、その平面的な地図が、立体的な描かれ方に変わっていたり・・・と、お話をたくさん楽しめるような少し大きくなった幼児なら、この絵本を楽しむことができるでしょう。
 猫なのに、身近な生活のあれこれを見せてくれる、家族仲の良いオーランド―のシリーズは、「ねこのオーランド―」(キャサリン・ヘイル 脇明子訳 福音館)「ねこのオーランド― 農場をかう」(キャサリン・ヘイル 脇明子訳 童話館)「ねこのオーランド― 海へいく」(キャサリン・ヘイル 小沢正訳 童話館)しか、翻訳されていなかったのですが、昨秋、一冊でましたよ。(続く)

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