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みんなみすべくきたすべく

至近距離で

金地院jj
(承前)
 金地院の方丈とお茶室、その待合には、密かなお楽しみがあります。特別拝観料は必要ですが、説明付きで、一般には入れない方丈の奥にも入ることができます。(大きな案内がないので、申し込みを忘れがちですが、門のところで、時間の予約をぜひ。こんなハイシーズンでも、その場でOKでした)

 ただし、方丈の金箔の襖絵は、狩野探幽、狩野尚信の筆ですが、これは、暗い中、遠くから見るだけです。また、地蔵菩薩は快慶作であるものの、遠くて暗すぎ、そのお姿は写真で見るだけです。
 が、特別拝観できる方丈の奥の小さな部屋(菊の間)の「柴垣に菊」の襖絵は、狩野探幽とされ、下絵の線までも見ることができるくらい近くに寄ることができます。また、その前には、海北友松➡➡のカラスとフクロウの屏風「群鴉屏風」もあって、生き生きと楽しい。小方丈には、長谷川等伯の「猿猴捉月図」「老松」の襖絵。これまた、どちらも、至近距離で、まじまじと筆使いを鑑賞できるのですよ!!!
 輪郭を取らないその筆遣いは、近くで見ると、お猿さんの毛のふわふわ感がわかり、また、届きそうで届かない池の月、折れそうな木の枝で手を伸ばす、危なっかしい猿…単純な絵から、伝わるものが大きいのがわかります。このお猿さんの絵と右の松の絵は、一見、同じ作品のようですが、実は、違う作品で、たまたま隣り合わせにあるというのも、興味深い。

 また、八窓席という茶室やその周りの部屋は、小堀遠州の作で、いたるところ、創意工夫がみられ、これも、楽しい。

 ということで、予定していなかった金地院拝観でしたが、多くの楽しみをいただきました。ま、とにかく、ふらふらと歩くだけで、京都には面白いことがあるものです。
 ☆写真上は、特別拝観のチケットに桜の葉と、桂の葉を並べました。下は、金地院方丈。
金地院5

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