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みんなみすべくきたすべく

物語を味わう本とは少し違う

 マミーj
(承前)
 「参加型絵本」という記事がありました。(日経3月13日)
その文の最後が
≪物語を味わう本とは少し違う「参加型絵本」は、親子のコミュニケーションツールとして地位を築きつつある。≫です。

 親子のコミュニケーションツールと捉えると、これまで書いた開く絵本もその一つですし、赤ちゃんの絵本の数々もそうです。
 が、この記事のは、「触る」「手をたたく」「息をふきかける」など、読み手の身体を使う働きかけ、その「行為」の楽しさを売り物にしていて、コミュニケーションツールとはいえ、本というより玩具に近いものです。確かに、書かれてある文面を読み取って、働きかけるのですから、取説の楽しいバージョンとも言えましょう。不思議の国への小さな入り口でもあるでしょう。また、カ・リ・リ・ロは、やったことがありませんが、ゲームの入り口に近いのかもしれません。

 また、親は、子どもが参加しているのを見て、また楽しんでいる様子を見て、喜ばしく思い、うちの子は、読み取れて(あるいは、聞き取れて)次々アクションしていると、満足するのだと思います。そこが、親子のコミュニケーションツールといわれる所以です。
 
 ≪子どもの反応もよく、朗読に自信がない大人でも、子どもの注意を引き付けやすい本でもある≫・・・と、記事には、書かれていました。

 確かに、その場だけの子どもの反応に限るなら、きっと、子どもたちは大興奮の絵本なのでしょう。が、うちの、ボロボロになった絵本を見ていると、大興奮した絵本は「さんびきのやぎのがらがらどん」「かいじゅうたちのいるところ」以外思いだせません。(それらは、興奮して、破いてしまったページがある)淡々と、楽し気に聞いていて、あるいは、見ていて、「も一回、よんで」と言ってきた絵本たちばかりなのです。

 加えて、絵本を朗読しようと思ったことは、今まで1度もないし、自分がうまいか下手かなんか考えたこともないカ・リ・リ・ロは、ただ、ただ、自分が楽しいから、この楽しみを分かち合いたいと、自分の子どもたち、かつて出会った子どもたち、そして、学生やお母さんたちに読んできたのです。

☆写真は、アナログな開く絵本の「MOMMY?」(題名は、マミー?ですが、ミイラという英語、Mummyにかけています。)
 (センダック絵 Yorinks シナリオ Reinhart 紙工作:MDC Scholastic)

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