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まどそうじやのぞうのウンフ

くまさん2j
(承前)
「せきたんやのくまさん」 (フィービ・ウォージントン、 セルビ・ウォージントン いしいももこ訳 福音館)のシリーズ➡➡は、未だに手にすることができますが、「まどそうじやのぞうのウンフ」(アン・ホープ エリザベス・ハモンド いしいももこ訳 福音館)は、なかなかお目にかかれません。

 奥付を見ると、どちらも1979年11月に福音館から出ていて、大きさも今より、ひと回り小さいながら、二冊とも同じ大きさだし、活字も同じようにして、動物仕事シリーズのような感じで出版されていたのです。作者は全く違うものの、なんとなく、雰囲気が似てなくもない。
 そして、くまさんもウンフも、アナログな仕事。片や、石炭を馬車で運ぶ。片や,鼻で水を吹きかけ、窓を拭く!しかも、三輪車で移動。
 「せきたんやのくまさん」の馬の「ぱか ぱか ぱか ぱか」という音が楽しいならば、「まどそうじやのぞうのウンフ」が窓に水を吹きかけるときの「しっ しっ しゅう」という音も楽しい。 くまさんはベビーベッドで寝て、ぞうさんは青い服を着て、ぽちぽちのついたスカーフをまいて、赤いサドルのついた3輪車を持っている。最後で、すぐに ぐっすりねむってしまうのがくまさんならば、ぞうさんは、こどもたちの大好きなゆで卵を食べる・・・・

 くまさんもぞうさんも、こどもそのものです。そして、くまさんもぞうさんも、2歳前の孫とまったく体形が同じ・・・つまり、おなかがぽっこり。(ぞうさんは、すこし、足が長いのですが・・・)この親近感こそが、このくまさんやぞうさんの魅力なのでしょう。

 さて、「まどそうじやのぞうのウンフ」は、英国1958年版で、「せきたんやのくまさん」は英国1977年版なので、一見、ペアのように見えるこの2冊も、実は、20年も間があいているのです。そこで、「まどそうじやのぞうのウンフ」のスタイルにヒントを得て、「せきたんやのくまさん」のシリーズも出たんじゃないかと推測します。

 いずれにしても、我が家のこの2冊の絵本は、ボロボロで、どちらにも、どの子が書いたか「ジージー」したあとが残っています。
 

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