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みんなみすべくきたすべく

親ゆびトム

          おやゆびj
(承前)
 そういえば、親指小僧のような小さい人が活躍する話は、日本にも一寸法師があるし、アンデルセンは親指姫を書いていますね。
 イギリスの昔話には、「親ゆびトム「」というのがあります。
昨日の親指小僧と違って、アーサー王の御代の 子どもの居ないお百姓夫婦が、魔術師マーリンに訴えて、親指くらいの小さい男の子が授かる話です。
 妖精たちがお祝いに来たり、その子の洋服をあつらえたりして、グリムやペローとは、ずいぶん、雰囲気が違います。
 が、そのハッピーな親指トムは、他の親指小僧のように賢く人生を切り開くのではなく、いたずらがすぎて、プディングのねり粉にはまって、周りを驚かせたり、牛の口に入ってしまったり、ワシにさらわれて巨人の口に放り込まれたものの、海へ投げ飛ばされ、それを大きな魚に飲み込まれ、その魚はアーサー王の台所に届き、その腹を裂いてみると、出てきて、アーサー王とその妃に気にいられ・・・・(と、まだ、親指トムの冒険は続きます)

 子どもが欲しい夫婦、生まれた子供がずいぶん小さい、小さいながらも勇気があったり、行動力があったり・・・
 と、よく似たような昔話のルーツではあるものの、ところ変われば、展開も変わっていくのが面白い。

☆写真に使ったのは、「金のがちょうのほんー四つのむかしばなしー」の四つ目の話「親ゆびトム」の挿絵です。(レズリー・ブルック文・画 瀬田貞二・松瀬七織訳 福音館)
 王妃と、ピーター・ラビットの・手の上に親ゆびトム。
 

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