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みんなみすべくきたすべく

こんがり黄金色

ハイジ23j
(承前)
 むかし、ハイジを読んだとき、チーズが好きではなかったせいか、チーズより黒パンや白パンが気になっていました。
 が、今となっては、ハイジのおじいさんが火にかざすチーズのことは、チーズの好きな人や子どもには、たまらんものだということがわかります。

≪なべのところに行って、大きい方をおしのけ、くさりにかかっていた小さいなべを手もとにひきよせると、かまどの前の、まるい台座のついた木の三脚にどっかりすわりこんで、火をふき起こしました。なべはやがてことこと煮え立ってきました。おじいさんは、長い鉄のくしに、大きなチーズのかたまりをつきさして、なべの下の火にかざし、あちこちむきをかえてはぜんたいが黄金色になるようにあぶりました。≫
≪おじいさんは、パンの厚切りと金色のチーズをのせてやって、いいました。「さあ、おあがり。」≫
≪ハイジはパンにやわらかいチーズをぬって、せっせと食べました。よくやけたチーズは、バタみたいにやわらかくて、パンととけあってすてきな味わいでした。あいまあいまにやぎの乳をのみながら、ハイジは心からたのしそうでした。≫(矢川澄子訳)

 これこそが、ラクレット⇒⇒なのですね。こんがりと黄金色。バタのように柔らかく・・・うーん、また、食べたい!


 「ハイジ」(ヨハンナ・シュピリ作 上田真而子訳 岩波少年文庫/矢川澄子訳 福音館古典シリーズ)
⇒⇒(古本海ねこさん3月10日の項) 
☆写真上は、スイス マイエンフェルト村ふもと近くのハイジの水飲み場。
下は、スイス グリュイエール駅近くのチーズ工場。
ラクレット7j

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