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みんなみすべくきたすべく

小さいおばあちゃん

12ケンブリッジお菓子屋さんj
 毎月21日は、京都東寺の弘法市です。
 骨董あり、古着あり、ガラクタあり、ファストフードあり、創作陶芸や雑貨あり、それに、よく漬かったおばあちゃん、いえ、お漬物あり。京都、大原のすぐきのお漬物を売っているおばあちゃんが、どの人も、小さくて可愛く、よく漬かっている、いえ、味わい深い、いいお顔なさっています。

 いずれ、小さいおばあちゃんになりたいと思ったのは、ファージョンの 「エルシー・ピドック 夢で縄とびをする」 *のお話に出会ったからだったような気がします。(実際、すでに背は低いのですが。)
 エルシー・ピドックは、子どもたちとフェアリーのために、サセックス・ケーバーン山を縄跳びで守ります。「するりとび」「高とび」「おそとび」「爪先とび」「長とび」「早とび」「強とび」「心配ごとはねとばせとび」と、不当な扱いに、敢然と立ち向かうのが「小さい小さい、そしてまた、たいへん年をとり、たいへん腰のまがった、かぼそい女―――子どもとほとんどちがわないと思える老婆」エルシーだったのです。
 そして、今でも、三日月の晩、ケーバーン山に登って行けば、大きさは小さな子どもくらいで、眠りながら、ひとりで縄跳びをし、踊っている葉っぱのこすれるような、かわいい小さな声で、「アンディ、スパンディ、さとうのキャンディ、アマンド入り あめんぼう!おまえのおっかさんのつくってる晩ごはんはパンとバターのそれっきり!」と歌っているエルシーをちらりと見かけることがあるかもしれないそうな。
 昨日も、書いた石井桃子さんの「児童文学の旅」(岩波書店)に導かれて、三日月の晩でもなく日中にケーバーン山に行ったことがあります。エルシーに守られたケーバーン山は、ゆったり裾野を広げ、迎えてくれました。
*「ヒナギク野のマーティン・ピピン」(E.ファージョン作・石井桃子訳・岩波書店)
☆写真は、英国、ケンブリッジのお菓子屋さん
★サセックスに行った頃は、今のようにデジカメでないため、WEBにUPできる写真がありません。残念。

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