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みんなみすべくきたすべく

ヨーロッパから遠く離れた南洋の地

ギリ波
 「南海千一夜物語」(スティーヴンソン作 中村徳三郎訳 岩波文庫)
サマセット・モームの「片隅の人生」➡➡ のあと、ロバート・ルイス・スティーヴンスンの「南海千一夜物語」を読んだのは、偶然です。

 サマセット・モーム(1874~1965)のおはなしの舞台は、旧オランダ領東インド諸島(今のインドネシア辺り)でしたが、スティーヴンスン(1850~1894)の「南海千一夜物語」の南海は、サモアであったり、ハワイであったり・・・と、少々位置関係は違うものの、英国出身の作家が、ヨーロッパから遠く離れた南洋の地を舞台にしたことは、サマセット・モームにしても、スティーヴンスンにしても、根っこは同じじゃないかと思うのです。

 が、偶然といいながらも、岩波文庫の春のリクエスト復刊に、「南海千一夜物語」と表題が見当たらなかったら、手に取らなかったかもしれません。今回の復刊を待たなくても、2001年刊となっている一冊を持っていました。17年も読まずにほおっておいた一冊でした。
 
 スティーヴンスンは、「宝島」➡➡・ ⇒⇒ ・➡➡ 「ジキル博士とハイド氏」「二つの薔薇」➡➡、また子どもの詩集「ある子どもの詩の庭で」➡➡ などの作者で、英国エジンバラに生まれ、最期は、1891年にサモアに移住しサモアで亡くなるいう生涯でした。

 その海にまつわる作品の一つが、1993年作の短篇集「南海千一夜物語」で、岩波文庫の中村徳三郎訳では、3篇が入っています。「ファレサアの濱」「瓶の妖鬼」「聲のする島」・・・薄ぺらな一冊で電車用にぴったり。
 で、読んでみました、一つめの「ファレサアの濱」。(続く)

☆写真上は、インドネシア諸島のギリ島
写真下は、インドネシア諸島 ロンボク島はるか向こうにギリ島。(撮影:&Co.Ak)

向こうにギリ島 (2)j

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