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みんなみすべくきたすべく

子どもの心の育て方

子どもへのまなざし
(承前)
 もう一冊、児童精神科医佐々木正美氏の本を。
「子どもの心の育て方」(河出書房新社)
 この本は、子ども、家庭、育児、保育をめぐる環境が、時代とともに随分変化はしていても、氏が精神科医として人生を始めたときから現在まで、変わらない事実・・・≪子どもの成長や発達について考える中核的なことになると、「そのことは、時代が変わっても、決して変わるものではない」と考えている大切なこと≫を、書いた本です。
 また、成長のあらゆる季節に、手元に置いてほしいという著者の願いもあって、乳幼児や、子育てのことだけでなく、もっと大きくなった子どもや共働きの家庭のことなどにもに言及しています。

 この本にも信頼感のことは何度も出てきます。
≪子どもの求めに何でも応じる、つまり「泣いたら飛んでいって抱く」といったことをできるかぎり繰り返すことで子どもは自他に対して「絶対的な信頼感」を知ります。それがなければ「自律心」は育ちません。そして「自律」がなければ自発性、主体性も生まれてこないのです。≫

 そして、心強いのは、最後の章題が≪乳幼児期にやり忘れたから「手遅れ」などということはありません。何歳からでもやり直すことはできますし、またそうしなければなりません。≫です。

 本の「おわりに」にこうあります。
≪子どもの言うことを、じゅうぶんに聞いてください。
 子どもののぞむことを、惜しみなく与えてください。
 それだけで、子どもの心は育ちます。≫

☆写真右下は、「子どもの心の育て方」(佐々木正美著 河出書房新社)のなかにある岡田千晶絵。いつ、うちの子どもたちをスケッチしたの?いつ、うちの孫をスケッチしたの?という絵ばかりでした。きっと、皆さんの身近な子どもたちが描かれています。
 他、三冊は、「子どものへのまなざし 正 続 完」(佐々木正美著 山脇百合子絵 福音館)

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