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みんなみすべくきたすべく

この前行ったとこなのに・・・

        グロースター大聖堂12j
(承前)
 「花々の流れる河」 【「黄金の時刻(とき)の滴り」(辻邦生 講談社文芸文庫)収録】の前半に登場するブルームズベリー地区は大英博物館に隣接し、ロンドン大学やカレッジもあり、ヴァージニア・ウルフたちのブルームズベリー・グループの拠点でもあり、地下鉄ラッセルスクエアの近く(西北側)の住宅街でもあります。
 そして、この辺りは、この後、書き綴ることになる、少なくとも二冊の本にも縁の深い場所だった・・・のを、その本を読むまで、あるいは読み返すまで気づいていませんでした。

 もともと浅学なのに、いい加減な読み方をしていて、しかも時間が経ってしまうと、忘れてしまうという結果、友人に「児童書の『その歌声は天にあふれる』の教会って、グロースターの大聖堂のこと?」
 ん?そうだった・・・?
 そうなのです。「その歌声は天にあふれる」の舞台の一つはグロースター大聖堂➡➡なのです。
 
 また、「その歌声は天にあふれる」のもうひとつの舞台になるのが、ロンドン ラッセルスクエアの近く(東側)の「コーラム養育院」。
 それは、今のコーラムズ・フィールズ Coram's Fieldsという子ども同伴でないと大人は入れない子どものための公園であり、そのエリアにある養育院(慈善施設)は博物館Foundling Museumとなっているようなのです。

 「その歌声は天にあふれる」は、18世紀の英国が舞台で、望まれない赤ちゃんの売買を元にできたフィクションではありますが、史実に基づいて生まれた作品のようです。
 例えば、音楽家のヘンデルも実際の人として登場したり、ホガース➡➡ ⇒⇒の絵が出てきたり。
≪・・・本階段を見上げた。壁に、ここの後援者のひとり、ウィリアム・ホガースが描いた巨大な肖像画が掛かっている。コーラム養育院の創立者トマス・コーラム船長の肖像画だ。≫

 それで、現在の博物館のコレクションを見ると、ヘンデルコレクションは充実しているようだし、ホガースの絵もあるようなのです。知らなかった。(続く)

「その歌声は天にあふれる」(ジャミラ・ガヴィン 野の水生訳 徳間書店)
☆写真は、英国 グロースター大聖堂 
     グロースター天井j

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