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みんなみすべくきたすべく

花見

さくらUPj
 近場に、桜を楽しめるところがたくさんあります。今年は、その一つに観光バスを横付け、観光客が写真を撮ったり、そぞろ歩いたりしているのを見かけました。普段は、観光地でも何でなく、市民の散歩道の川沿いなのですが・・・

 桜などは、ほかでも咲くだろうし、美しい花の花見は、ほかの国でもできるはずなんだけど、と思っていたら、外国暮らしが長く、義母がベルギー人である堀口大學(1892~1981)のエッセイ集「季節と詩心」のなか、「花のことなど」という文にこんなことが書いてありました。

≪僕等日本人の年中行事の、重要な一部分を占めてゐるお花見や、梅見に、比較さるべき行樂が、西欧人の生活のうちにあるかと、よく人に訊ねられる。ないやうです。と僕はいつも答へてゐる。・・・・(中略)・・・・櫻花や、梅花はよしやなくとも、林檎や杏の花は美しく咲く土地がらだ。木に咲く花を樂しまうとする意欲さへあったら、機會や口實はいくらでもあるはずなのに、それをしないのは、一體どうしたわけか知ら。・・・・(中略)・・・・花を中心の、欧州人の行樂の最なるものは、ニイスをはじめ、諸方で行はれる、花合戦であろうか。然し、これは、日本のお花見や梅見とは、全く別箇なカテゴリイに入るべき行事なのだ。カルナヴァルその他、いづれも歓喜を表情とするデモンストレイションとして、機會ある度に行はれるのだが、僕等東洋人の感情から云ふと、花に對して可哀さうな行事であり、暴行であり、虐殺である。・・・・(中略)・・・・實に贅澤な華麗なものであるが、少なくとも花を愛し、花を樂しむ、僕等の精神からは甚だ遠いものである。・・・・(後略)≫

☆写真下は、満開のソメイヨシノの横に、青紅葉、しかも赤い種がたくさんついていたので、撮りましたが、今年の満開の時期、すっきりと晴れ渡る青空が少なく、写真写りも悪いなぁ・・・
桜と青紅葉j
 

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