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みんなみすべくきたすべく

西翁院

      塔頭梅j
(承前)
 金戒光明寺西端の塔頭 西翁院も冬の特別公開で、建物の中には入れませんし、写真も撮れませんが、苔むす庭をぐるっと一回り、そのうえで茶室も見学。小さな枯山水の庭もあって、三尊石組や枯滝石組がありました。
*三尊石組・・・仏教の三尊仏を表した3個の立石。真ん中に背の高い中尊石。左右に脇待石。
*枯滝石組・・・滝が流れるように石に縦の筋が見え、石の前には、滝つぼみたいな平たい石など。

 さて、小さな塔頭「西翁院」の公開目玉は、「紫雲庵」という名の茶室です。ここは、別名「淀看席(澱看席)」と言われ、重要文化財です。金戒光明寺山門からも市内一望ですが、かつて、金戒光明寺西端に位置するこの茶席からは淀川が一望でき大阪までよく見えたようです。今でも晴れて雲のない日には、大阪の南、阿倍野ハルカス(高さ300メートル60階建て)が見えるそうですから、大したもんです。
 高層ビルを規制したおかげで、京都から、まだそんな風景が望めるのだと思うと、ちょっと嬉しいですね。ただし、庭のすぐそばまで、住宅が迫ってきているので、植木、生け垣はひと工夫されているようでしたが・・・
***うちに帰り、WEBの地図や航空写真で金戒光明寺から大阪の方を眺めてみましたら、本当に大阪市どころか堺市くらいまで見えそうでした。京都にこんな場所があったとは、びっくり。歴史も現地に立ってみて、わかることがなんと多いこと。***

 閑話休題。
 茶室は、高台にできたものなので、二畳の茶室に入る「にじり口」までも高さがあります。滑りやすい石の段に足をかけ、やっとこさ。かつて、着物だった頃は、本当に大変だったでしょうねぇ。着物をからげて、よっこらしょ!とにじるわけにもいかないし・・・。

☆写真は、金戒光明寺御影堂の西隣、永運院。その西隣が、西翁院。

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