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みんなみすべくきたすべく

揺れる木、波打つ道

       ヴラマンクj
 日経新聞2017年1月31日の「名画の土壌十選」は、ブラマンク(ヴラマンク)の「風景」(メール城美術館蔵)でした。うちにひそかにあるヴラマンクのリトグラフと同じ村の風景だと思います。先日、大山崎山荘美術館で見たヴラマンクの「雪化粧」とも似ています。

 ただ、リトグラフと違うのは、油絵の「風景」には、勢いが感じられることです。
 それは、その作画方法が独特であると筆者の洋画家奥西賀男氏が書いています。
≪まず、車で村を走り、アトリエに戻って記憶に残る新鮮なイメージだけを描くのだ。そこには写実とは全く異なる空間が現れる。動く物を描くことは古来なされてきたが、彼のように、描く側が動くことはなかった。この発想の転換が前代未聞の疾走感を画面に生んだ。≫

 また、≪ブラマンクの作品は、揺れる木、波打つ道、すべてが躍動している。≫としています。
 確かに、油絵「風景」のような勢いこそないものの、上記写真のリトグラフ≪HAUTE FOLIE(激情27)≫も揺れています。木々も、地面も、空までも。

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