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あかいてぶくろみなかった?

      あかいてぶくろ2j
「あかいてぶくろみなかった?」(スティーヴン・ケロッグ作絵 きしだえりこ訳 偕成社)

(承前) アメリカでは、子どもたちが赤い手袋をよくつけているのか、昨日の「てぶくろがいっぱい」でも赤い手袋をなくしたお話でしたが、「あかいてぶくろみなかった?」も、題名通り、赤い手袋紛失物語です。

 アニーは、今年の冬、5つ目の手袋紛失です。遊んだ場所を犬のオスカーと一緒に探すのですが、なかなか見つかりません。
雪の上に、ねずみの足跡を見つけると、手袋を寝袋に使っているかもと想像し、鳥が飛んでいるのを見ると、鷹が持って行って赤ん坊の帽子にしているかもと想像します。見つからず、家に帰って、残ったもう片方の手袋を植えたらどうなるかと想像し、実ったたくさんの赤い手袋をクリスマスにはみんなにあげようと考え・・・すると、あれれ?あんなところに あった!
 
 小さなこの絵本の白い画面には、線描きしかされていませんが、赤い手袋、赤い鳥は赤く表現されています。
 実は、一緒に遊んでいたほかの子の忘れ物もたくさん描かれています。お話の本筋には関係なさそうですが、アニーがいつ赤い手袋をなくしたのかのヒントにもなっています。また、そのヒントは、タイトルが書かれている前から描かれている、友達と遊ぶシーンともつながっています。

 絵本の絵は、字が読めない子どもたちの方が、しっかり隅々まで楽しみます。最近は、早くから字が読めてしまい、絵本の絵を隅々まで見て楽しむことが減っているとしたら、はて、さて。(続く)
 

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