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特集陳列

       若冲鶏j
 酉年なら、若冲でしょう。の気分で、京都国立博物館の平成知新館特集陳列に行きました。
 特集陳列は、3つ開催されていて、一つは「皇室の御寺泉涌寺」(~2017年2月5日)もう一つは「とりづくし-干支を愛でる」(~2017年1月15日)そして、「生誕300年 伊藤若冲」(~2017年1月15日)でした。
 確かに、陳列ですから作品数は少ないとはいえ、近年見つかって本邦初公開とか 89年ぶりとか公開の作品もありました。もちろん、同じ京博で2000年に開かれたときの「特別展覧会 没後200年 若冲」展のときに見たものもいくつか出ていましたが、小規模ながら、充実の特集陳列でした。
 この前の蕪村のときも(「生誕300年与謝蕪村」)もよかったので、この京都国立博物館の特集陳列は侮れません。大々的なアナウンスもないので、見逃しそうになるけれど。

 今回、本邦初公開の「大根に鶏図」という画が(上記、写真にその一部)、著色状態もよく、とても綺麗で、しかも楽しい。というのも、何かに乗っている鶏の図は、若冲お得意のもののようですが(今回も他に、稲穂の上の鶏図もありました)、これは「大根」の上。ところが、描かれているのは、大根の白く長い部分ではなく、大根の葉っぱと葉っぱをつけた大根の頭の切り口。つまり、その葉っぱにのっている、というか、踏みしだいている鶏。葉っぱについている虫でも探しているかのよう。

 鶏の彩色が絢爛豪華なのにくらべ、大根の切り口の簡易なこと。蕪?と見まがうばかりのただの円。葉っぱも、かなり簡易な描き方。この対比が、より、鶏の美しさを際立たせています。(続く)

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