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みんなみすべくきたすべく

山荘は丘の頂にあった

        おかしj
 サマセット・モームの長篇「女ごころ」(尾崎寔 ちくま文庫)を読みました。
簡単に、深読みすることなく読めました。かるーい読み物でした。
 が、この「女ごころ」というタイトル、実際のところ、女心には、気恥ずかしい。この主人公と同じ女心の持ち主だと思われるのがいやだし・・・

 原題がUP AT THE VILLAなのに、ずいぶんと意訳だことと思っていたら、文中にヴェルディのオペラ「リゴレット」の中の「女ごころの唄」が出てきました。
 危機一髪、一触即発、アブナイ、アブナイの場面です。
 すれすれにすれ違う車の中で、朗々たるバリトンがこの歌を歌い出し、歌詞を知らない連中も一緒になって歌い出すというシーン。
 その車は、丘の頂上の村の結婚式帰りの、浮かれた連中。
 確かに、このリゴレットの「女ごころの唄」って、一度、口ずさむと、何度もリピートしてしまうなぁ・・・
 とはいえ、この小説の出だし≪山荘は丘の頂にあった≫は、まさに原題のUP AT THE VILLAでしょう?

 と、まだぐずぐず思っていたら、訳者あとがきに、この作品は映画化されたことがあり、その邦題が「真夜中の銃声」だったとありました。ふーん、映画の邦題と、この文庫本の題名とUP AT THE VILLAを合わせてみたら、どんな話かわかってくるかも?・・・・な、わけないか。

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