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みんなみすべくきたすべく

静さは其さへもいと遠く思はるゝ迄の静さに

三山jj
 アンリイ・ド・レニエエ「正午」
≪静さは其さへもいと遠く思はるゝ迄の静さに≫
(「珊瑚集―仏蘭西近代抒情詩選」 永井荷風訳 岩波文庫)
 

(承前)
 目の前にそびえるアイガー・メンヒ・ユングフラウの三山。大きく高く、そびえています。目の前に空と屹立した山しかない光景を、カ・リ・リ・ロは他に知りません。他では味わえないのです。世界中の都市が似たような雰囲気になったとしても、ここだけは、唯一無二です。

 登山家ではない、いい加減なアルプス愛好家なのですが、「そこに山があるから登るんだ」と誰かが言った言葉が、少しは実感できます。「すぐ目の前にそびえる」を味わいたくて、また足を運びました。
 天気の一番いい日は、ここに行くことに決めていました。山の天気は変わりやすく、特に夏は晴れていても、午後は山の上には雲がかかることが多いからです。すでに、ピラトゥス山からも二―ダーホルンからも見ることができたお姿でしたが、ここから眺めながら歩くのが一番好きです。

 さて、昨年は「ランボー詩集」(堀口大學訳 新潮文庫)を携え、今年は、永井荷風訳「珊瑚集ー仏蘭西近代抒情詩選」(岩波)を持って行きました.。が、日本に帰って、文を書こうとしても、昨年ほど、ぴったりの言葉が見つからない・・・作者のチョイス?自分自身の感性の問題?などと考えましたが、どうも違うような気がする。もし、昨年と決定的に違うところがあるとするなら、お天気。去年が湿りがちだったのは、ご存じのとおり。今年はご覧のとおり。隅々まで明るーい!影がな-い!(続く)
☆写真上は、左からアイガー・メンヒ・ユングフラウ。うーん、うまく撮れたと思っていたけど、やっぱり、写真じゃ伝わらないなぁ。その存在感が。
☆写真下は、左クライデシャイデック駅 右アイガー

クライデjj

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