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みんなみすべくきたすべく

さかさ町

      シュピーツトンネルj
(承前)
2016年の課題図書に平積みされている中に、すでに持っている本を2冊見つけました。
まず、「さかさ町」(F.エマーソン・アンドリュース作 ルイス・スロボドキン絵 小宮由訳 岩波)

 スロボトキンの絵は、「すえっこOちゃん」(学研)以来、好きな挿絵画家です。もちろん「百まいのきもの(ドレス) 」のような絵も、お話の雰囲気を壊しません。そして、近年、次々、訳されるので楽しみにしています。(→→) ≪⇒⇒
とぼけたようなタッチが、押しつけがましくなく、お話を邪魔しない挿絵となっています。

 さて、「さかさ町」は、すべてのことがさかさまの町です。文字もさかさま、おうちもさかさまに立っていて、車も後ろにハンドルが・・・子どもが働いて大人が遊び、お店に行くと無料で物をくれ、加えてお金までもくれるというさかさまの町です。

・・・と子どもなら、思い描いたことがありそうな町です。
が、さすが、課題図書に選ばれるくらいですから、ただ、「ああ、面白かった」だけの読後ではありません。
 訳者あとがきで小宮由はいいます。
≪常識と思われていることを疑ってみる(さかさまに考えてみる)ことで、ものごとには、さまざまな見方があることや、それまで見えなかったことが見えたりすることがある、ということをこの本は教えてくれます。≫
 
 うーん、やっぱり、そう来るんだ。

 カ・リ・リ・ロなら「さかさまち」に表記するなぁ。あるいは、「さかさまさかさまち」っていうのはどう?(続く)

*「ひゃくまいのドレス(きもの)」(エレナ・エステス文 ルイス・スロボドキン絵 石井桃子訳 岩波こどもの本)
*「すえっこOちゃん」(エデット・ウンネルスタード文 ルイス・スロボドキン絵 下村隆一・石井桃子訳 学研・フェリシモ)
*「モファットきょうだいシリーズ」(エレナ・エステス文 ルイス・スロボドキン絵 石井桃子訳 岩波少年文庫)
☆写真は、スイス シュピーツ駅出口からトゥーン湖を望む。

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