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江戸絵画の華やぎ

          抱一屏風j
(承前)
 出光美術館の「Ⅲ 江戸絵画の華やぎ」展(~2016年7月18日)でも、殴り書き、軽いタッチで肩の力を抜いた絵を見ました。それが、誰あろう。尾形光琳なのです。尾形光琳といえば、琳派400年記念展が、各地で催されたのが昨年のことですが、勝手なイメージに、国宝の「紅白梅図」だとか「八橋図」が思い浮かび、はたまた俵屋宗達に続いた「風神雷神図」の印象も強く、まさか、禅画のような作品は、思い浮かびませんでした。

 秋に同じ出光で開催される「仙厓」かと間違いそうになった掛け軸「蹴鞠布袋図」は、月、布袋の丸い腹、布袋の丸い袋が縦一列にならび、それを銘で串刺ししたような構図。つまり、丸い御団子を串刺しているかのよう。
 
 いかにも尾形光琳という作品も凄いけれど、肩の力の抜けた、こっちの方が好みかも・・・
 と、思っていたら、光琳の弟 尾形寒山が作るお茶椀の下絵というのを光琳が、描いていて、(「深省茶碗絵手本」)これも楽しいものでした。

 この「江戸の華やぎ展」には、歌麿の「美人画」あり、北斎の「春秋二美人図」あり、酒井抱一の「風神雷神屏風」あり、そしてまた上記写真の「十二か月花鳥図貼付屏風」(酒井抱一)も六曲一双そろっているのはよかった。しかも、会場が、混雑していなかったのが幸いし、ゆっくり楽しむことができました。(続く)

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