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四大絵巻

絵巻j
(承前)
 さて、東京で絵本、個人蔵、国宝の、絵巻を楽しんできたのですが、奈良でも国宝の絵巻展やっています。
 奈良国立博物館の「信貴山縁起絵巻―朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の至宝」です。(~2016年5月22日)

 全三巻、全場面、一挙に見せてくれる史上初の試みだとか。出光の「伴大納言」も3回に分けて公開だし、多くは、前期後期に分けることが多い中、一度で三度美味しいとなれば、行っておかなきゃ・・・

 2006年の「大絵巻展」(京都国立博物館)の時には、この「信貴山縁起絵巻」や「鳥獣戯画」「源氏物語絵巻」(いずれも一部)が来ていたものの、大混雑。今回は、混雑していなかったので、見やすい状況でした。
 これで、先の「伴大納言絵巻」と合わせて、一部ずつとはいえ、4大絵巻といわれるものを鑑賞できました。他に「伊勢物語絵巻」「北野天神縁起絵巻」「吉備大臣入唐絵巻」「妖怪嫁入り絵巻」「石山寺縁起絵巻」など、いくつかの絵巻を見てきましたが、はっきり言えるのは、個人的に絵巻が好きであり、物語る絵が好きであり、絵本が好きであるということです。

 4大絵巻といわれる国宝の絵巻は、いずれも平安後期・末期の作品のようですが、どれも、時間経過や、場面変化や、800年以上も昔の人たちが、創意工夫し、少しでも、話が伝わるようにという気持ちも込めて描かれています。また、大勢の人の顔の一つ一つまで描きわけている技量には、いつも感心します。  
 ただ、過日、修理された鳥獣戯画は別にして、他の3つの絵巻の保存状態は、厳しいものがあります。中でも、出光美術館の「伴大納言絵巻」は、かなり、厳しい状況ではないかと思います。(続く)

☆写真上は「伴大納言絵巻」、人が火事を遠巻きで眺めているシーン。下は「信貴山縁起絵巻」空飛ぶ不思議な鉢を見上げ追いかけているシーン。
 

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