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みんなみすべくきたすべく

四季折々の掛け軸

                        ぼけとおどりj
(承前)
 掛け軸の表具に眼が行くようになったのは、細々と続けている古筆のお稽古のおかげ、いえ、古筆のお稽古環境のおかげです。
習い始めた頃は、祇園のお茶屋の二階でしたから、四季折々の掛け軸が床の間に掛かっておりました。今は、先生のお宅にお稽古場所がかわり、そこにも掛け軸などが、やはり季節を選んで掛けられているので、ちっとも、上達しない仮名や、ちっとも、判読可能にならない仮名のことはさておき、手に触れらる古美術・文化に出会いに出かけています。
            薙刀j
 「表具の良し悪しは作品の寿命を左右し、表具が変われば、中身までも違って見えるほど」
 「表具の目的は書画の保護と装飾。破れやすい書画を補強し、巻くことで退色を防ぎ、コンパクトに収納でき、運搬や保存に便利」 しかも、「季節ごとに掛け替えて楽しむ掛け軸のスタイルは、いかにも日本的」とありました。(「表具」NHK美の壺制作班編)
                   takij.jpg
 なるほどね。美術館では、写真が撮れないし、図録にも表具はほとんど写って居ないということで、今回の写真は、今までに使ったものがほとんどですが、本画ではなく、表具に着目。
寒山拾得j
 本紙のすぐ上下の横向きの細長い裂を「一文字」。本紙をぐるりと囲むのが「中廻し(中縁)」あとは「上下(天地)」今回は、写っていませんが、上(天)の部分に上から縦に二本垂らす細い裂を「風帯」。一番下軸先に見えるのは、象牙や黒檀など。
              もみじj
*「表具」(NHK美の壺制作班編) 
☆写真上から、花見、祇園祭(長刀鉾)、滝、寒山拾得(仙厓画)、紅葉、雪(大観画)
              ゆきj

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