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エルマーのぼうけんをかいた女性

      りゅうj
(承前)
  エルマーのリュックに入った物の、一番初めに書かれたチューインガム。

 そのチューインガムのエピソードは、「エルマーののぼうけん」の作者ルース・S・ガネットに直接インタビューして、子どもの頃から現在に至るまでの様子を聞書きし昨秋刊行された 「『エルマーのぼうけん』をかいた女性 ルース・S・ガネット」 (前沢明枝著 福音館)にありました。
 
 1891年生まれのルース・S・ガネットの子どもの頃のニューヨークの地下鉄改札口わきには、「粒ガム自動販売機」があって、地下鉄利用客たちは、よくガムを買い、一つ口に入れて、地下鉄を降りると通路に吐き出していたそうです。で、ひどく汚れていたようで、ガムは町を汚すとルース・S・ガネットのお母さんは、言っていました。

 が、ルース自身は、自動販売機取り出し口に一個残ったガムを食べたことがあったようです。
≪「ダメっていったら、よけいに食べたくなるものね。でも、いつでも取り出し口にガムが残って居るわけではないし、子どもの頃は、おもうぞんぶん、ガムを食べてみたいって思っていたの。だから『エルマーのぼうけん』を書いたとき、エルマーにはガムをたくさん持たせてあげたのよ。」≫

 「『エルマーのぼうけん』をかいた女性 ルース・S・ガネット」には、「100まんびきのねこ」(福音館)のワンダ・ガアグがルーシー・S・ガネットの話したお話の絵を鉛筆書きしたものなども掲載されています。
 ルーシー・S・ガネットのお父さんは、お母さんと離婚した後、ワンダ・ガアグの友人と再婚したのです。その継母さんになった人が、のちにエルマーシリーズの絵を描くルース・クリスマン・ガネットです。

 父親が再婚した時、前向きなルース・S.ガネットは、こう考えました。
≪「わたしは、ほんとうに運のいい子どもだったと思うわ。父が再婚したおかげで、わたしを愛してくれるおとなが、またひとりふえたんですもの」≫(続く)

*「エルマーのぼうけんをかいた女性 ルース・S・ガネット 」(前沢明枝著 福音館)
*「エルマーのぼうけん」「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」(ルース・スタイルス・ガネット文 ルース・クリスマン・ガネット絵 わたなべしげお訳 子どもの本研究会編集 福音館
☆写真は、「いっしょにつくろうー絵本の世界をひろげるてづくりおもちゃ」(福音館)のエルマーのうけんのフェルト製のりゅうの作り方のぺージを開いた上に「エルマーのぼうけんをかいた女性 ルース・S・ガネット 」

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