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みんなみすべくきたすべく

暴力は絶対だめ!

サクシフラガ・アイゾイデスj
 連日のように、幼い子どもが虐待を受け、痛ましい結果になるニュースが流れます。
 信じられないような動機と、一様に、「しつけ」という言葉。
 幼い子どもが、粗相をするのは当たり前。泣くのも、わめくのも、彼らなりのコミュニケーション手段。

 かつて、自分自身も、なんで、泣きやまへんの?とイラッとしたことがないとはいいません。
 が、しかし、こんな可愛い笑顔、表情、動作、言葉・・・。幸せを分けてもらう方がずっとずっと多かった。

 「長くつ下のピッピ」の作者リンドグレーンは1978年ドイツ書店協会平和賞の受賞の際「暴力はぜったいだめ!」(岩波)とスピーチをします。そこでは、今まで人類が絶えず暴力に訴えてきたことを話し、その根本的解決を考えようとします。いつかはこの世界を動かすことになる現在の子どもが、今までどう扱われ育てられてきたかのか。ゲーテの言葉「人は自分が愛する人からのみ学ぶものである」を引用しながら、暴力に頼ったり手綱を引き締めたりせずに、子どもを育てたならば、永遠の平和を実現しうる新しい素質を持つ人間を生み出すことができるだろうか?と問います。

≪・・・子どもたちは、日常的に見たり、聞いたり、読んだりして、ついに暴力は、当たり前に起こるのだと思うことでしょう。ですから、物事を解決するには、暴力以外の別の方法があることを、わたしたちはまず自分の家庭で、お手本として示さなくてはならないのです。・・・・’中略・・・そうすることで、もしかすると、少しずつではあっても。世界平和に貢献できるかもしれません。≫

*「暴力は絶対だめ!」(アストリッド・リンドグレーン 石井登志子訳 岩波)
*「長くつ下のピッピ」(アストリッド・リンドグレーン 大塚勇三訳 岩波) 
☆写真は、スイスの花サクシフラガ・アイゾイデス。

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