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プラム・クリークのクリスマス・ツリー

すけーとくつj
 (承前)
 さて、「プラム・クリークの土手で」のもう一つのクリスマスのお話は「思いがけないこと」の章です。
 
 ローラは生まれて初めて、クリスマス・ツリーを見ます。
 キャンデーの入った小さな袋、色とりどりの紙包み、間をぬって、何枚もの絹のスカーフ、ひもつきの赤いミトン、ポップコーンのたっぷりついたひも、木の足元には、真新しい洗濯板や木のたらい、バターつくりにつかう攪乳器、橇、シャベル、干し草をすくう長柄のフォークなどがローラの目に入ります。
 そして、それらは、はずされ、教会に来た人たちに手渡されていきます。

≪こんなクリスマスは、生まれて初めてでした。大がかりな、はなやかなクリスマス、教会ぐるみのすばらしいクリスマスです。ランプがそこいらじゅうに輝き、おおぜいの人が集まり、にぎやかにわらい声と話し声がみち、会堂のなかはしあわせではちきれそうでした。ローラは、この立派ではなやかなクリスマスがぜんぶからだのなかにはいってしまったようで、胸がいっぱいではちきれてしまいそうでした。≫

 この時、ローラがもらったものは、ミトンに、宝石箱、キャンデーにポップコーンのボール、そして、お礼をいうのを忘れるほどうっとり抱きしめたケープとマフでした。
 
 「クリスマスが全部身体の中に入る」こんな体験を味わう子どもたちがたくさんいることを願います。(続く)

*「プラム・クリークの土手で」(ローラ・インガルス・ワイルダー作 ガース・ウィリアムズ画 恩地三保子訳 福音館)
☆写真は、スイス チューリッヒ国立博物館の壁に飾られた冬の民具。

                   スキーj

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