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北野天神縁起絵巻

絵巻j
(承前)
 もみじ苑公開に合わせ(~2015年12月6日)、国宝「北野天神縁起絵巻(承久本)」(伝 藤原信実)のある北野天満宮の宝物殿も公開していました。
 
 九州の大宰府に左遷された菅原道真が、流罪の無実を訴えると道真公は天神に変わり、雷神となって清涼殿を襲い死者が出ます。醍醐天皇も死んでしまいます。人々は道真公の祟りを恐れ、神として祀ったのが、北野天満宮の成立の由来で、それを絵巻として伝えたのが北野天神縁起絵巻のようです。
 書も絵も保存状態よく、なにより他に見る人がいない状態だったので、よくよく鑑賞できます。
 
 他にも、小さいながらお宝が多く、道真公ご愛用だったという硯や、長谷川等伯筆による大きな絵馬や、加藤清正が寄進したという日本地図鏡もあります。(この日本地図、北海道がない)
 また、鬼切りという「太刀」の綺麗なカーブ。なんと平安後期のもの。よくぞ、この美しい状態で残ったものよ、と思います。

☆写真右の、ちょっとひょうきんな感じの鬼さんは、菅原道真が雷神になったところ。ですが、鎌倉時代のものとは思えない明るいキャラクター。写真上は、道真公、大宰府へ旅立ち。いずれも案内パンフにあった「北野天神縁起絵巻(承久本)」。中央は、長谷川等伯筆による「昌俊弁慶相騎図」という絵馬なのですが、それぞれ板をつなぎ合わせた とても大きなもので、壁一面です。この写真の写りが悪いというより、全体の劣化が激しいものでした。

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