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幸福のパン種 増補版

     こうふくのぱんだねj
詩人なんかは反芻の専門家だ」の項から続いています。
(承前)  
 「聖母の曲芸師 短編物語3」(堀口大學訳 書肆山田) の装画は横田稔でした。
 お話の邪魔にならない装画だと思って居たら、堀口大學の娘すみれ子の選んだ、「堀口大學詩集 幸福のパン種 増補版」の表紙も、中の装画も、同じ横田稔でした。
 (調べると、版画家の横田稔と堀口大學が組んだ詩画集は他にもあり、横田氏は、絵本も手掛けておられるようでした。)
 
 特に、 「堀口大學詩集 幸福のパン種 増補版」 (かまくら春秋社)は、堀口大學への娘の愛と、仕事を共にした画家の愛が感じられる1冊です。
 本の装画も、もちろん堀口大學自身の詩や訳詩も、温かみがあります。

 そして、この増補版というのが平成23年秋に出た意味にも着目したいと思います。当初の版に2つ詩を加えて、堀口すみれ子は、父への思いを、形にしました。
 平成23年(2011年)の春にあったのは、東日本大震災でした。その時、福島原発事故があったのでしたね。(続く)
☆写真は、右「聖母の曲芸師 短編物語3」、左「堀口大學詩集 幸福のパン種 増補版」署名のところに、「NICO D. HORIGUCHI」と見えます。ニコは、堀口大學の外国暮らしのときの呼び名です。

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