FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

僕は夏の曙を抱きしめた

モンブランj
(承前) 「ランボー詩集」(堀内大學訳 新潮文庫)を携えてスイスに出かけ、旅の終わりの飛行機で、今までに詩集を読んだことがない夫に「夏の夕ぐれ青い頃、行こう楽しく小径沿い、・・・」とか、「僕は夏の黎明を抱きしめた。」など、たった一行だけを見せたのですが、「うーん、日本の夏の夕暮も明け方も、暑くて、こんなことないなぁ」

・・・・・・確かにそうです。がしかし、日本においても夏の夜明けや夕暮のちょっとした涼しさや美しさに感動したりするやん!
 せめて、気持ちよく過ごせた旅の終わりなら、少しは共感するかな・・・などと思い、期待したのが間違いでした。

   さて、「ランボー詩集」を持って行ったのは、行く前に、目にした沼辺信一さんのブログの一文。≪「僕は夏の曙を抱きしめた J'ai embrassé l'aube d'été」というランボーの詩句に導かれ、まだ見ぬスイス・アルプスのひんやり肌に心地よい風を想像しながら聴く。≫→→
 「ああ、そうそう!ランボーね!」

 今回のスイスは、今までとほとんど同じようなところに行ったので、新鮮味のない報告にならぬよう、少しは工夫してみます。
 携えたランボーの詩と共に。(うーん、できるかな????)

 まず、
 ランボーのイリュミナション(飾画)の「黎明」・「夜明け」の1行目です。
 堀口大學訳「僕は夏の黎明を抱きしめた。」(新潮文庫)
 小林秀雄訳「俺は夏の夜明けを抱いた。」(岩波文庫)
 宇佐美斉訳「ぼくは夏の夜明けを抱きしめた。」(ちくま文庫)
                                        (続く)
☆写真は、スイス モルジュから見た朝のモンブラン(ニヨンから見た朝のモンブランは

PageTop