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みんなみすべくきたすべく

権力欲

         イケニびっぐべんj
 (承前) 加藤高明 元総理大臣のことは知識でしかなく、その背景はまったく知りませんでしたが、財閥系の娘婿であったとわかりました。また、今に至っても直系が政治家という流れではなさそうです。
  吉田茂の家系からも、岸信介の家系からも、お城の殿様の家系からも、世襲のように総理大臣が出て、あるいは、某国にも続いた大統領が居て・・・。親は、子に苦労させたくない想いがあるとしたら、総理大臣や大統領は、トップとしての苦労が少ないのでしょうか?それとも・・・よほど美味しい汁があるにちがいない。

  ここで思い出すのは、精神科医 中井久夫氏のいう「権力欲」という言葉。**

 さて、「滞英偶感」には、こんなレポートもありました。
≪先年下院の議員に四百磅(ポンド)の歳費(*給与のこと)を給することとなりたる其当時は、種々の反対論起り・・・≫
 この給与に関しては、労働者議員が出てきた背景もあるのですが、給与を慈善事業に寄付してしまう者も出てきて、≪議員に歳費を受くるの義務を負わしめたるには非ず。≫と、続けます。そして、≪尚お議員の職務が従来の如く到底片手間には勤まらざることとなり、漸次専門的に成行けることも亦、議員に歳費を支給すべしとの議論を生ずるに至れる一原因と見るを得ん。≫

 つまりは、議会制民主主義の初めの議員たち、給与なしの名誉職だったということですね。確かに、議員の仕事は片手間じゃ無理な仕事だけど、今の日本の議員に当てはめても、給与なしで暮らしていけそうな人が多そうに見えますねぇ。
 国民のために働いているのか、自己の「権力欲」のために動いているのか。ん、もう!

*「滞英偶感」 (加藤高明著 中公文庫)
**「時のしずく」(中井久夫 みすず書房)
☆写真は、ロンドン ビッグベンとイケニ族の女王ブーディガ像

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