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みんなみすべくきたすべく

すばらしいことはみんな夢の中で起こった

            バスコットパークむこうのきj
(夢の続き)
 岩波文庫の「辻征夫詩集」 (谷川俊太郎編)を電車のお供にしました。
 この人の詩は、この人が、そばで喋っているような気になる、平易な言葉です。
 現代詩ですから、韻だとか、リズムだとか関係なさそうな場所で、詩ができています。
とはいえ、短い言葉で、深い想いを表現するのですから、その言葉の連なりは、読む者の心に静かに届きます。
 この文庫には、谷川俊太郎が選んだ辻征夫の詩が入っていて、辻征夫と対談をしていて、あとがきのようなものを書いていて、もう一人の現代詩人としての仕事をしています。
 
 辻征夫の自費出版による第一詩集だった「学校の思い出」の中の
「沈黙」も、やっぱり「夢」つながりの詩でした。
「辻征夫詩集」の一番初めに掲載されています。
≪いきなり電話が鳴ったので 
 ぼくは目覚めてしまったのだ
 夢の中でぼくは
 一冊の詩集を読んでいたのだが
 その中の一篇がすばらしかった
 思わず
 すばらしいと僕は呟き
 夢だなぞとは夢にも思っていなかった
    ・・・・・・・(中略)・・・・・・
 すばらしいことはみんな夢の中で起こった
 ぼくらはそれを思い出せないで暮らしている
・・・・・・・(後略)・・・・・・≫

すごくわかる気がして、この詩集のページを繰っていきました。(続く)
☆写真は、英国 バスコットパーク庭。

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