FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

力強さからでてくる甘美

あさひもんぶらんj
(夢の続き)(承前)
・・・ せっかくだから、 「ルネサンス -美術と詩の研究」 (ウォルター・ペイター 富士川義之訳 白水社)の中の「ミケランジェロの詩」の章。

 英国の文人ウォルター・ペイターは、ミケランジェロの作品をこう表現しました。
≪甘美と力強さ、驚きを伴った喜び、さらに力強い観念が、整った形を作り上げているすべての外的条件をいまにも突き破りそうに見えながら、最も単純な自然の事物のうちにのみ通常は見出せる美しさを少ずつ回復していくーーーつまりは、「力強さからでてくる甘美」ということなのだ。≫

 うーん、またまた、難しくなってきた。
 確か、ロセッティの夢の話から夏目漱石の夢十夜を思い出し、それでミケランジェロが出てきて・・・

 が、しかし、ウォルター・ぺイターの文の中にこんなことが書いてあります。
≪彼(ミケランジェロ)は夢や前兆を信じていた。彼の友人の一人が、その頃死んだばかりのロレンツォが灰色の埃だらけの服装で現れた夢を二度も見た。ミケランジェロには、この夢がその後実際に起こった騒乱の前兆に思えたので、彼の行動すべての特徴になっているのだが、いかにも唐突にフィレンツェを離れた。≫

・・・ほら!夢でつながった!
やれやれ・・・

そんなわけありません。さらに広がって・・・
現代イタリア文学作家のタブッキの「夢のなかの夢」(岩波文庫)にもつながってしまったのです。(夢は続く)

☆写真は、スイス ニヨンから見た朝のモンブラン

PageTop