FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

未完

            けるむすこっとばらj
 ええーっ!
 岩波文庫3月新刊の「D.G.ロッセティ作品集」の「とりなしの聖女アグネス」を読み進み、もう最後の余白が目に入ったので、さて、結末は?と思いきや、最後の文字は「(未完)」。うっそー!
 こんな100年以上も前の話、永久に未完なのね。う、う、う、残念。
 
 「D.G.ロッセティ作品集」は、絵画集ではありません。彼の書いた短編小説・詩などがまとめられていて、先の未完小説は、掲載された3つの小説の一つです。
 
 当時の英国の画家や作家や詩人たちが境目なく、交流し、自らも様々な形で表現していたのは知っていました。また、D.G.ロセッティの妹が、「だれが風をみたでしょう」などの詩で日本でも知られるクリスティナ・ロセッティという詩人だということも知っていました。が、しかし、兄のダンテ・ガブリエル・ロセッティ自身が、こんな筆力で、文や詩を残していたのは新鮮な驚きでした。少々、粘着質の絵画作品と、趣きが異なる様な気がするのは、日本語訳のせいでしょうか?(続く)

 さて、この本以来、いろんなことがつながったり、またもや、なーんも知らなかったりして、どんどん深みにはまり、この後、続きはずいぶん長いこと続きます。ロセッティ、夏目漱石、ミケランジェロ、ウォルター・ペイター、タブッキ、カラヴァッジョ、スティーヴンソン、須賀敦子・・・と、自分なりに探り、読み、書きしていますが、うーん、深すぎます。

*「D.G.ロセッティ作品集」(南條竹則・松村伸一編訳 岩波文庫)
*「風」(だれが風を見たでしょう) クリスティナ=ロセッティ詩・西條八十訳詞・草川信作曲
☆写真は、英国 ケルムスコットマナー。D.G.ロセッティは、ウィリアム・モリスのこの家に、よく滞在していました。彼のアトリエにしていた部屋もあります。

PageTop