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ホイッスラー展

 ホイッスラーj
 京都近代美術館の「ホイスッラー展」(~2014年11月16日)に行きました。行ったのは9月で、まだ向かいの京都市立美術館で「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展―印象派を魅了した日本の美」(~2014年11月30日)が未公開の頃だったので、幸いにも混雑していず、そのエッチングの作品を鑑賞するには、ぴったりでした。

  エッチング鑑賞中、「このテムズの連作、いいなぁ。いろんな視点のテムズ川、いいなぁ。ヴェネチアの連作もいいわぁ。画集など、売っていたらどうしよう?買ってしまうやんか!」などと勝手にドキドキしていたのも嘘のよう、絵ハガキですらたった一枚しかなかった。それに、京都近代美術館自体も作品リストを用意していず(WEBでは12ページのPDFファイルになっています)この企画のホイッスラーLOVEを疑いたくなりました。

 好き嫌いは別にして、アメリカ人でありながら、英国で作品を作り、印象派に影響を与えた英国人ターナーとパリ印象派モネの間に位置し、英国ラファエル前派を擁護したラスキンと一悶着起こし、日本の浮世絵やいわゆるジャポニスムから大きな感化を受けているホイッスラーの立ち位置は、面白いもの。案内には「ジャポニスムの巨匠、ついに日本へ」とあります。
 また、作品名に、音楽用語から、シンフォニーだとか、ノックターンだとか、ハーモニーなどと付けているのも興味深いし、複数のトラブルを抱えたような一徹の画家という視点も面白い。

 そういえば、2005年にロンドン テートブリテンで「ターナー・ホイッスラー・モネ展」というのがあって、この三人のロンドン風景の比較、水辺の様子、当時のロンドンの霧が3人に与えた影響など、興味深く面白いものでした。こんな3人展、日本じゃ考えられないなぁ・・・(続く)

☆写真は、「ホイッスラー展」パンフの「白のシンフォニーNO3」左下「ノクターン 青と金色 オールド・バタシー・ブリッジ」これは、歌川広重「名所江戸百景 京橋竹がし」と並んで展示されています。右下エッチング「テムズ連作」。バラの蕾横の小さなマークは、日本の家紋の蝶に似せた、ホイッスラーのサイン。このサインを展示作品の中で見つけるのが楽しかった。

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