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みんなみすべくきたすべく

色を作る展(その3)

        ウッチェルロj
(承前)
 「色を作る展」の色の最後は、金と銀でした。
 金も銀も高価ですから、ここぞというところに使ってきた歴史が展示されていました。
 そして、銀は黒ずんでしまうのは仕方ないことでした。

 この写真のウッチェルロの三部作の一枚「サン・ロマーノの戦い」でも、白馬の首輪や馬上の領主の甲冑・被り物などに、金も銀も使われていたようです。金はおよそそのままだとしても、銀の方がかなりくすみ黒ずんでしまい、往時の絢爛豪華さが欠けているとのことで、一部だけがコピーされ、金や銀で彩色、展示されていました。で、この特別展の後、本館の本物を見ると、確かに、かなり渋いものになっておりました。(下の写真 展示作品は、Probably about 1438~40 182センチ×320センチ)
 ウッチェルロの三部大作「サン・ロマーノの戦い」のうち、ロンドンとパリの2枚しか見ていないので、いつか、フィレンチェ、ウフィツィ美術館でもう一枚見られるといいなと思います。馬上の領主や兵士より、生き生きと描かれた馬を見たいです。 

 出陣前、興奮気味の馬たち。その息遣いが聞えそうな、ルーブルの一枚。
 果敢に前に出ていく馬たち。その騒然とした空気も伝わりそうなナショナルギャラリーの一枚。
 勝敗が決しようとするウフィツィの一枚。画集で見ると、馬上の大将の顔は隠れ、横たわっている馬がいます。
 これら三枚の絵がそろって飾られていた フィレンチェ メディチ宮殿は、さぞ、目もくらむばかりのまばゆさだったはず。当時は金も銀も輝いていたことですしね。
          原画j

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