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みんなみすべくきたすべく

きみも来たまえ

詩1
(承前)
 「べこの うしのこ」(サトウハチロー詩)➡➡のような歌になった詩は、身近に感じますが、「詩」そのものは、日本では、何故か敷居が高く感じる人も多いようです。

 それで、「牛」の絵本やお話と一緒に「牛」の詩も探したら、瀬田貞二編「幼い子の詩集 パタポン1・2」(童話屋)の中にありました。

 まずは、日本の丸山薫「風」の一部、
≪繁みの中で一と声、牛が鳴く。
 枝が一斉に打ち消すようにそよいで、
 まちまちに静かになる。
 繁みの中で一と声、牛が鳴く。
 枝が一斉に打ち消すようにどよめいて、
 まちまちに笑い痴ける。
……(中略)・・・
その笑いに重ねてもう一と声、牛が鳴く。≫

 目に見えるよう、というか、耳に聞こえてくるよう。

阿部知二訳のロバート・フロスト「牧場」も載っています。
≪牧場の泉を掃除しに行ってくるよ。
 ちょっと落葉をかきのけるだけだ。
 (でも水が澄むまで見てるかもしれない)
 すぐ帰ってくるんだから――君も来たまえ。
 小牛をつかまえに行ってくるよ。
 母牛(おや)のそばに立っているんだがまだ赤ん坊で
 母牛(おや)が下でなめるとよろけるんだよ。
 すぐ帰ってくるんだから――君も来たまえ。≫

すぐ帰ってくるというのが、いいですね。ちょっと見てみたい、でも、安全な場所だろうか?好奇心の塊の子どもたちの心をくすぐります。
 別の編詩集にも、「牛」の詩あります。(続く)

☆写真は、阿部知二訳のロバート・フロスト「牧場」の原文 ”The  Pasture" 。
”You Come Too"(Illustrated Cécile Curtis *Bodley Head London) 蛇足ながら、この本の序文は、エリナー・ファージョンです。この関係については、またいつか・・・

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