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みんなみすべくきたすべく

Two turtledoves

こきじばとj
「英国貴族、領地を野生に戻す」(イザベラ・トゥリー著 三木直子訳 築地書館)
 (承前)
 昔から伝わるクリスマスの歌に出てくるコキジバトが激減し(1981年イギリスで保護鳥指定)、一歩間違えば、イギリスからいなくなる・・・人懐っこく クークーと鳴く声は、イギリスの夏の象徴なのに・・・という著者の思いも一因となって、英国貴族夫妻は、自らの領土を野生化していきます。➡➡

 さて、この「クリスマスの12日」の二番の歌詞にコキジバトが出てきます。
 *この歌は記憶ゲームの一つとして伝えられてきたようです。
 
♪On the first day of Christmas, My true love sent to me  A partridge in a tree.
♪On the second day of Christmas, My true love sent to me, Two turtledoves ,and A partridge in a tree.
・・・・・・・・♪
≪♪さあ クリスマス はじめのひの おくりものは ほら 1わの ヤマウズラ
 ♪さあ クリスマス ふつかめの おくりものは 2わの キジバト それに 1わの ヤマウズラ
……♪≫(「クリスマスの12にち」エミリー・ボーラム絵 わしづ なつえ訳 福音館)

「英国貴族、領地を野生に戻す」によると、コキジバト=turtledoveの≪turtle は、亀とは関係なく、魅惑的なその鳴き声から来ている≫とあります。また、それは≪夫婦間の愛情や献身を表すかのようなコキジバトのつがいの絆――チョーサーやシェイクスピアやスペンサーが描いた失われた愛を歌うかのような、もの悲しげなクークーという声≫とあって、「クリスマスの12にち」の歌の二番に二羽のキジバトと、出てくるのも意味ある事なのだと分かります。一日目なら一羽のヤマウズラだし、三日目なら三羽のメンドリ、四日目なら四羽のクジャク・・・・(続く)

 蛇足です。
 「クリスマスの12にち」エミリー・ボーラム絵 わしづ なつえ訳 福音館)には、楽譜もCDもついていて、子どもたちが小さい頃、よく一緒に歌ったものです。中でも、一番楽しんで歌ったのは、子どもたちよりお父さんだったかもしれません。このキジバトの話をすると、すぐに歌いだしましたから。
 そして、娘は、お父さんがいつも楽しそうに歌っていたのは。五番の♪Five Golden Rings~♪のところだったね、と歌い方まで、よく覚えていました。カ・リ・リ・ロにしても、「クリスマスの12にち」の鼻歌を歌いながら、これ、書いています。

☆写真は、ポップアップブック「The 12 Days of Christmas by Robert SABUDA」の2日目。こちらの原文はMy true love sent to meではなく、My true love gave to meとなっています。

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