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みんなみすべくきたすべく

光照院

       冬
 毎年、冬の京都、特別公開に、足を運んでいます。いつもなら、一番寒い時期にお寺などの拝観ですから、冷える足元のために、靴下を持って行ったりします。時々は、小グループに出会うこともありますが、大抵は、混雑することもなく、拝観しやすい状況です。小さいお寺などの場合は、外国からの拝観者もほとんどいません。

 それに、今年は、そこに行くまでの私鉄など、交通も、近年になく、空いています。2月で、大学が休みになっていることもあって、ともかく、駅も、京都の街もすいていました。
 10年ほど前は、こんな感じだったのが、インバウンドという言葉の知名度が上がると同じくして、京都が騒々しくなっていたのは、誰もが知る通り。特に、祇園と嵐山は凄いことになっていた・・・

 それで、特別公開の2つの尼門跡寺院に行きました。尼門跡ですから、どちらもこじんまりと、さっぱりしています。2つともお庭も内部もみな、写真禁止でした。

 後に行ったのが、光照院(旧常磐御所)でしたが、ガラス戸の向こうに見える五葉松は、樹齢500年、そばにある松の木も300年とか、100年とか。見事な枝ぶりに見とれます。その五葉松の見える床の間に、並んでいたのが、やんごとなき方々のうがい椀。この季節ならではの展示(?)。他のときなら、見すごしていたかもしれませんが、その綺麗なうがい椀を見ていると、かつてから、日本人は、うがいなどの習慣を持っていたのかと、ちょっと、嬉しくなりました。多分、ごろごろぺっと使ったのではなく、ちょっとしたお口漱ぎにつかったのでしょうね。

  などと、考えて、帰宅後調べてみたら、お歯黒のお姐さんが、お歯黒の後、口の中が苦いので、口をゆすいだ茶碗とありました。(下の北斎「夏の朝」岡田美術館蔵の右下に、鏡の蓋の上に置いたうがい椀が置いてあり、その中に朝顔が浮いていて、夏の朝の光景だとわかります。それにしても、その鏡の蒔絵なども、きれいです。この女性は、遊女でも芸者でもなく一般の家庭婦人を描いた美人画だと、ありました。この絵のことは、以前に書いています。➡➡

 閑話休題。
 さて、本殿の天井画は、80面の花の絵で飾られ、釈迦如来立像が祀られていました。18年ぶりの公開らしく、次の18年は無理でしょうから、今回行ってよかったなと思いました。天井画の花の絵は、秋の短期間公開で見た信行寺、若冲の167図の花卉図が、個人的には、好きですが・・・➡➡(続く)

うがい椀j

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