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みんなみすべくきたすべく

どこかで だれかが ねむくなる

おやすみなさいj
(承前)
もう1冊 続けて、クリストファー・サイラス・ニール絵による絵本です。「どこかで だれかが ねむくなる」(メアリー・リン・レイ詩 クリストファー・サイラス・ニール絵 こうのすゆきこ訳 福音館)

 おやすみなさいの絵本で、一番好きなのは、「おやすみなさいおつきさま」(マーガレット・ワイズ・ブラウン文 クレメント・ハード絵 瀬田貞二訳 評論社)に変わりがありませんし、同じ、マーガレット・ワイズ・ブラウン文 による「おやすみなさいのほん」(ジャン・シャロー絵 石井桃子訳 福音館)も、静かに描かれた世界に引き込まれます。なんといっても、おやすみ おやすみと呪文のように繰り返す、マーガレット・ワイズ・ブラウンの文は、心に安寧を呼びます。また、この2冊が瀬田貞二訳や石井桃子訳ということも、日本の子どもたちにラッキーだったと思うのです。

 さて、「どこかで だれかが ねむくなる」ですが、この絵本自体が、自然の生きものたちにおやすみをいう絵本です。
 他の自然科学絵本の入門絵本ではないにしても、クリストファー・サイラス・ニールの絵は、メアリー・リン・レイ詩にあっているかと思います。また、期せずして、この絵本にも、今年の干支のネズミが描かれていて、楽しい。

≪どこかで はちが おやすみのしたく ばらの ベッドで よるを まつ
どこかで ビーバー こえだの ベッドを つくる
どこかで くまが まるきの べっどに もぐる きっと こんなふうに
どこかで チューチューねずみたち
ちちゅうに ベッドを かくし ホーホーふくろうに めくらまし・・・・≫

 加えて、かのミミズ➡➡も大きく描かれています。
≪・・・みみずも つちに ねむる≫

ちなみに、写真右に写る「おやすみなさいおつきさま」(マーガレット・ワイズ・ブラウン文 クレメント・ハード絵 瀬田貞二訳 評論社)の、暖炉の右手にもちゃんと、ネズミがおりますよ。≪おやすみ ねずみさん≫
(続く)

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