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みんなみすべくきたすべく

ゆきのうえ ゆきのした

ゆきのしたj
 今日は、立春。本来なら、関西でも一番寒い季節。もちろん、雪も降らないし、凍りもしません。だんだん、雪を見たことのない、雪がちらつくのさえ知らない日本の子どもも増えていくでしょうね。

 「ゆきのうえ ゆきのした」(ケイト・メスナー文, クリストファー・サイラス・ニール絵 小梨直訳 福音館)は、リズムのあるお話とともに、小さい子どもにもわかりやすい科学的な知識も示してくれます。
 雪が積もるとき、動物たちはどこにいるのか。
 リスに、みみずく、うさぎに、カエル、ビーバー、キツネ、クマに、マルハナバチ・・・彼らとともに、登場しているのが、3種類のネズミ。トガリネズミ、シロアシネズミ、ハタネズミ、それに、名前の付けられていないネズミを合わせると、4回ネズミが登場します。

≪ゆきのしたでは、ちっちゃな トガリネズミが、こおりの はしらの あいだを するり。ひんやりとした コケだらけの トンネルのおくに きえる。≫

≪ゆきのしたでは、シロアシネズミたちが うとうと。とりのはねや どうぶつのけを あつめて つくった すのなかで、からだを まるめ、くっつきあっている。≫

≪ゆきのしたでは、こおった トンネルに かりかり つめを たてて、ハタネズミたちが なつのごちそうの のこりを さがしあるいている。≫

≪しげみから ふさふさしっぽの キツネが いっぴき。じめんに むけた みみを すまして・・・よーく・・・よーく きいてから・・・ぴょーん と ゆきに とびついたけれど、えものは どこだろう。まえあしで ゆきを ひっかくと でてきたのは ネズミ。こりこり かりかりと ゆきのしたから ちいさく きこえていた おとのぬし。≫

それで、科学の絵本の多くには、後書きのところに解説があるのですが、アカギツネの解説には、こうありました。
「アカギツネが好んで食べるのは、ハタネズミ、トガリネズミ、シロアシネズミなどのほんのちいさなほ乳類ですが、冬にこうした生きものたちを見つけるのはかんたんなことではありません。でもキツネはとても耳がいいので、雪のしたにいるネズミなどの音をききのがしません。ネズミのうごく音がすると、キツネは飛びかかります。ときには4本足ぜんぶをつかって、雪といっしょにネズミをおさえこみ、ほりだして食べます。」

科学知識を簡単に伝えるのは難しいのです。(続く) 

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