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ダーウィンのミミズの研究

セブンシスターズj
(承前)
 さて、「種の起源」➡➡ で思い出したのが、このたくさんのふしぎの中の1冊。「ダーウィンとミミズの研究」(新妻昭夫文 杉田比呂美絵  福音館 1996年 6月号)**現在は、たくさんのふしぎ傑作集として出ています。
 これは、『ダーウィンの「種の起源」--はじめての進化論』(サビーナ・ラディヴァ作・絵 福岡伸一訳 岩波) ⇒⇒
のあとがきにあるお薦めの本の中に掲載されています。

 ダーウィンと言えば、進化論、ダーウィンの進化論といえば、種の起源・・・と、テスト勉強で覚えたような知識しかなかった母親が「たくさんのふしぎ」の「ダーウィンとミミズの研究」を読んだとき、英国ドーバーの白亜の丘は、魚が作った!(仮説)なんて、と、びっくり。
 ダーウィンは言うのです。白亜の丘は、
①サンゴの虫が、殻を作りながらどんどんふえ、サンゴ礁を作る。サンゴの殻は白亜と尾内石灰でできている。
②フダイという魚がサンゴの殻をぽりぽりとかじる。サンゴ虫はフダイの主食だ。
③フダイを解剖して見ると、くだけてこまかい砂になったサンゴが胃や腸から見つかる。
④魚がくだいたサンゴの砂が何百年万年のあいだに海底に厚くつもり、やがて岩になる。
⑤この岩が、もちあがって海面にあらわれると、それが白亜の丘になるというわけ。
(***ただし、現在では、白亜の丘はプランクトンの死骸がつもってっできたことがわかっています***)

・・で、魚が白亜の丘を魚が作ったというなら、牧草地はミミズが作ったということに???と、ダーウィンとそのおじさん(陶器のウェッジウッドの経営者)は、考え始めます。

≪牧草地はたいらで草が青々と生えているが、最初からそうだったわけではない。はじめはでこぼこで石ころだらけ、土だってざらざらだった。それがいつのまにか、こまかくてしっとりしたいい土になっている。これは、ミミズのしわざじゃないのか。・・・・(後略)・・・・≫
ということで、10年ほど前に土をよくするために石灰をまいた牧草地に行って、ダーウィンたちが掘ってみると、はたして、地表から7.5センチぐらいから白いもの。地表に近いところは、こまかくてしっとりしている地面になっていた。地面に撒かれた石灰の上にミミズがフンをして、10年で、埋めてしまった・・・・

 そして、その後、調査を研究を深め、29年経ち、ダーウィンは、また牧草地を掘ります。その結果、1882年に「ミミズの作用による肥沃土の形成とミミズの習性の観察」という本にまとめるのです。

 カ・リ・リ・ロは、今でこそ、スイスに行くようになって、目に見える地層などに興味が出てきましたが、この月刊誌が出た頃、へぇー、あの美しい白い丘(セブンシスターズ➡➡)が、プランクトン!?目からうろこでした。当時、すでに、その丘が白く輝くのを堪能してきた後だったので、へぇー。へぇー。知らなかった!!!(続く)

 ***セブンシスターズは、エリナー・ファージョンの「ウィルミントンの背高男」の舞台となっています。(「ヒナギク野のマーティン・ピピン」  E.ファージョン作・石井桃子訳・イズベル&ジョン・モートン=セイル挿絵 岩波書店)

☆写真上は、英国 サセックス セブン・シスターズ (撮影:&Co.Ak)
写真下は、母から譲り受けたウェッジウッド製品。陶器も土。ミミズも土・・・ということで、ダーウィンの姻戚関係も覚えやすかった。 

ウェッジウッドj

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