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もりのおくのクリスマスツリー

もりのおくのクリスマスツリー

 30年以上、クリスマス絵本の会を続けていると、質のいい新刊・復刊が、たくさんあって、用意するのに困る年もあれば、え?たったこれだけ?復刊もしないの?と、残念な年があります。今年が、その年でした。

 毎年のように、紹介し続けている「クリスマスイブ」(マーガレット・ワイズ・ブラウン 矢川澄子訳 ほるぷ)のような、静かに心に迫るクリスマスストーリーとは、違った角度で、クリスマスツリーを見たのが、この「もりのおくのクリスマスツリー」(ユーヴァル・ゾマー 石津ちひろ訳 ほるぷ)
 クリスマスツリー(モミの木)を中心の題材としたクリスマス絵本・読み物は多く、その中の新人がこの「もりのおくのクリスマスツリー」です。

 絵がイラストタッチなのは、最近ありがちな風潮です。が、自然の描写は、子どもたちに親しみやすいものです。ストーリーもわかりやすい。

≪ぼくは いっぽんの き・・・・ここに じっと たっている。≫と、この絵本は始まります。傾いているこの木は、なかなか背が伸びず、季節がめぐって、他の木がクリスマスツリーとして、居なくなって、ひとりぼっちになって・・・
 そして、最後、≪あめや かぜや ゆきや おひさまの おかげで だんだん おおきく なっていく。いつだって、ぼくは みどりいろ。ぼくは いっぽんの き・・・・ ここに じっと たっている。≫で、終わります。

 四季を表現した絵は、どれも美しい。大仰な表現でなく、子どもたちにも伝わりやすい馴染みやすい絵です。
 ページの隅々に登場する、鳥や、森の生きものも、いいなぁと思っていたら、この画家、自然科学の絵本、動物や昆虫の絵本も手掛けている人だった・・・(続く) 

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