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流転100年

小大君14
 京都国立博物館「流転100年 佐竹本36歌仙絵と王朝の美」展に行きました。(~2019年11月24日)
分割され、37枚になったものが31枚集結したのが、この展示で、個人蔵をこの規模で集めるのは、なかなかないと思われます。

 三十六歌仙というのは、歌人藤原公任が選んだ飛鳥時代から平安時代の歌人36人ですが、その歌仙画は、鎌倉時代に多く描かれたようです。そして、その歌仙画の最高峰とされるのが、この佐竹本というもの。旧秋田藩主 佐竹侯爵家に伝わったもの。が、大正時代に売りに出されたものの、余りに高価なため、日本の経済界が動き、結局、分断されること。
 切断された歌仙画は、くじ引きで分けられ、37枚に分けられた画は、引き取り先の身元は明らかではあるものの、バラバラの運命をたどった・・・・
 ということで、所有者はそれぞれであるものの、それぞれが趣向を凝らした表具をしたものですから、今回その違いを見るのも楽しい。歌と一帯となった坂上是則の≪みよしのの 山の白雪 つもるらし ふる里さむく なりまさりゆく≫は、なかなか見ごたえがあります。
 少々、色あせたものが多い歌仙画を目を凝らしてみるのも楽しいことですが、贅沢な刺繍や、織や、他、表具を楽しむのも一興だと思います。

 それで、くじ引きで、分けられたものの誰もが、華やかな十二単をまとう女性歌仙の画を求めたようです。で、ポスターにもなった小大君(こおおぎみ)は、前期は、展示されていず後期11月6日~の展示のようです。ただし、小野小町は前期だけです。

 ちなみに、下の小大君は、古筆の先生の床の間に飾られていた複製です。
       小大君10

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