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みんなみすべくきたすべく

秘密のO.F.O.F.W.W.

レマン湖
(承前)
 「ガーンジー島の読書会 上下」(メアリー・アン・シェイファー  アニー・バロウズ 木村博江訳 イースト・プレス)➡➡の後書きに、≪かつては、ヴィクトル・ユゴーも滞在し、『レ・ミゼラブル』を完成させたという穏やかなガーンジー島も、第二次大戦中は、戦禍を免れませんでした。≫とありました。
 
 本を読んだり、執筆したり、思索したり・・・できる島だからこそ、戦時下、本のないような時期でも、島民が、チャールズ・ラム「エリア随筆」に出会い、ブロンテ「嵐が丘」 ディケンズ「ピクウィックペーパーズ」 オースティン「高慢と偏見」・・・・と、広がる読書。カ・リ・リ・ロが、読書会にご一緒できたら、もう一度、ちゃんと読んでいきますから、参加許可が欲しいくらい。・・・どれも、面白いという感想を持っていきますから。・・・とはいえ、恥ずかしながら、カ・リ・リ・ロは、チャールズ・ラムの「エリア随筆」は、昔、途中で挫折・・・で、読んでない。結局、岩波少文庫の「シェイクスピア物語」(野上弥生子訳 向井潤吉絵 /矢川澄子訳 アーサー・ラッカム絵 岩波少年文庫)しか、ちゃんと、読んでいないのです。

 が、しかし、子ども向きに書かれた「シェイクピア物語」は、やっぱり、シェイクスピア作品のダイジェストに過ぎず、本物のシェイクスピアの作品に出会うまで、無理して、内容に触れなくてもいいのではないかと考え、当時、チャールズ・ラムの他の作品に手が伸びなかったと言えます。
 ただ、現在は、ラッカムの絵に惹かれ読んだ矢川澄子訳の「シェイクスピア物語」(岩波少年文庫)は、ダイジェストとして読むなら、読みやすいものだと思います。(これについて、後日、続きあります。)

 閑話休題。
 さて、この本、「ガーンジー島の読書会」にあって、映画「ガーンジー島の読書会の秘密」➡➡にない、大きな秘密。
 そこが、一番面白い点でもありますが、書いてしまうのは勿体ない。ヒントは、オスカー・フィンガル・オフラハティ・ウィルス・ワイルドつまり、O.F.O,F.W.W.の署名。もう一つのヒントは、猫には命が九つあること。
 この辺りは、本文の最後の方ですが、ナチス収容所のところで涙が出たのを忘れるくらい、ワクワク…楽しかった。

 ≪・・・(読書については)『娯楽』という言葉をうしろめたいものではなく、栄えあるものとして使う≫・・・ここだけとりあげてもわかりにくい引用ですが、ともかく、押しつけの読書じゃなく ,娯楽としての読書、 楽しみのための読書、なのです。大人も子どもも。
(後日 「次々 広がる世界」に続く)

☆写真は、スイス レマン湖

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